2006年12月21日 22:39

セミナー「SNSってビジネスにどう役立つのか?」

課長007さんが紹介してくださった、東京商工会議所のセミナーに行ってきますた。
なんと1万以上のSNSで使われているというOpenPNE開発元の手嶋屋の社長・手嶋守さんのお話。

1)SNSとは?
Social Networking Service(Siteとも)は概念(本来ツールではない)
ケータイ向けSNS「モバゲータウン」台頭

日本ではmixi等のため「遊び仲間づくり」のイメージがある(当初ビジネス要素があったGREEも途中で変質した)が、海外では別種の交流要素(宗教・教育・政治など)が強

2)SNSはどこが違うのか?
従来のウェブは機能重視・人間関係に関わる部分(アドレス帳など)は各サービスでバラバラ・1本化されていなかった
そのためスパムなどもまぎれやすい
→安心感を求めたのだろう

SNSはまず人間関係(リンク)・そのあとに各機能が付いてくる
使いやすい・無関係なアクセスを防ぎやすい
特化したSNSのほうがプロフィールでキャラクターを出しやすい

3)企業がどう活用するのか?
ゆるい(ややラフな)顧客コミュニケーション・社内交流に向く
メルマガよりリーチしやすい
サイボウズの替わりに使っているところも
日本では「遊び」「広告収入目当て」になってしまうが、課金とは違った面で議論の場に使えるだろう(少人数の内輪話・意見交換・集団の形成)
イべントやコマース連動のケースもあるが、これで直接カネを取るのでなく、本業の支援に利用して成功しているケースが多い(見込み客の囲い込みとかSNSから必要な情報を収集するとか)

4)SNSの今後
日用品になっていくだろう(企業から家族まで、少人数向けが多数化)

タイトルから期待されるような「SNSをおカネに結びつける」というような種類の内容ではなかった。逆に「所詮SNSは広告収入以外に直接ビジネスモデルにつながるような要素が希薄だ」というこれまでの印象が固まってしまったような(^烹^;。また、「肥大化したいまのmixiはもはやSNSの特質を失っている」点や、「他国と比べて、例えばmixiがバカなおネーちゃんの井戸端会議向けオモチャ程度に成り下がっているケースが目立つというような、昨今の日本人の精神的な幼稚さ」といったような日頃感じているところも改めて上書きされたと思った程度。

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